4.セドナで得た生涯の宝

セドナで得た生涯の宝(清田真澄)

「よし、アメリカに行こう!」。そう決めたのは、旅行の3ヶ月前だった。1年前、『パワーか、フォースか』という本に感銘を受けて以来、私の心はその著者であるデヴィッド・ホーキンスの虜となっていた。「セミナーに行けば彼に会える。」そう知った旅行資金を集め始めた。

H.I.S.を訪ねたのは、旅行の1ヶ月前だった。そこで、セドナ空港に、旅客機の離着陸がないことを知った。セドナへはフェニックス空港からバスで行くようだ。フェニックスまでの航空券を買い、質問した。「セドナまでのバスの予約、しなくて大丈夫ですかね?」店長らしき人物は、ニコニコしながら答えた。「はい。大丈夫だと思いますよ。」 家に帰りインターネットで調べたら、やはり「バスの予約はしたほうがいい」という情報があった。もー! さっそく、クラブワールドに連絡をとり、ホテルとバスの手配をお願いした。

◆1日目

成田空港から、9時間のフライトの後、ロサンゼルスに着いた。そして乗り換え、フェニックスへ飛んだ。アメリカは初めてだったので、乗換えだけでもなかなか大変だった。 フェニックスからはシャトルバスに乗り、一路、セドナへと向かった。その景色が、まぁ。サボテン、サボテン、サボテン。2メートル超のサボテンがニョキニョキ生えている。そんな道を約2時間、走り続けた。

ホテルに着いた。部屋に荷物を置き、さっそく街へ繰り出した。葉巻屋で買い物をすると「セドナは初めてか?」と聞かれた。「イエス」と答えると「Welcome.」と笑顔で返してくれた。コーヒーショップでは、ギターと歌の生演奏をしている。うまい。ここは、行きつけの店となった。

ふと道に立ち止まり、景色を見渡した。あぁ・・・、あまりの美しさに叫びたくなった。目に入る山々の壮観さはもちろんのこと、なんだろう、自分の心が浄化されているような、何かに守られているような、懐かしい、泣き出したいような喜びを感じた。アクセサリーショップでは「どこの国からきたの?」「I’m from Japan.」と話あった。 何も買わなかったが、店を出るべくドアを閉める間際、店主の声が聞こえた「アリガトゴザイマシタ」。最後に、バーに足を踏み入れた。現地の名物らしき黒ビールは、その日の疲れを、みな吹き飛ばしてくれた。そして、夜道を迷いながらホテルに帰り着いた。

◆2日目

ホテルの周りを、ブラブラ歩き回った。街は、全てがディズニーランドのように、可愛らしい。場末の酒場のトイレまで、可愛く飾られている。その日はフラフラと、セドナのエネルギーに包まれ、散歩を続けた。

◆3日目

クラブワールドの関田さんが、セドナに来られていた。ホテル近くのエアポートメサというボルテックス(磁気の高いエネルギーポイント)に行くというので、ついていった。エアポートメサは丘の頂上にあった。「あれがサンダーマウンテンで、あれがスヌーピーロックで、あれがコーヒーポットロックで・・」。あまりの絶景に、思わず息をのんだ。その日は、翌日のセミナーのため、喫茶店で勉強をした。

◆4日目

夜明け前。エアポートメサで日の出を見るべく、丘に登った。月明かりがあるので、足元は確かである。頂上に着くと、持参した毛布に寝転び、星空を眺めた。日の出の頃には、5人ほど集まってきた。「Good Morning!」と声をかけると、ニコッとしてくれた。 セミナー会場までは、ホテルがワゴンで送ってくれた。6時間にも及ぶセミナーだったが、やはり私の英語力では、3分の1程の理解が精一杯だった。しかし、生涯の宝とも言えるべきものを、得たのである。セミナーは、最後の質問タイムとなった。質問をする勇気がなかなか踏み出せなかったが、意を決し質問を始めた。

「I’m from Japan to ask this question.In my life, I want to establish a consulting company that is greater than Mckinsey and that calibrates higher than Boston Consulting Company. What to do? 」

その答えは、シンプルなものだった。
「人格だけでなく、あらゆる知性を身に付けなさい。経営学・経済学・科学知識。どんな正当な理由のためにでも、決して嘘を言ってはいけません。」
これが、ホーキンス氏の教えの筋であった。細かいところは、録音テープが発売されるようので、後日、書きとめようと思っている。セミナーの後、励ましの言葉をかけてくれた方々が多くいた。ある女性はこう言った。「今朝、エアポートメサで会ったでしょう?覚えている?」その方とは、今も、E-mailを送り合う仲となっている。

夜はスタッフさんが友人の夕食に招かれるというので、お供させていただいた。
この家庭では、心溶け合う会話をたっぷりさせて頂いた。翌日もお世話になった。
ハイキングし、楽器を演奏し、信仰について語りあうなど、貴重な体験ができた。

◆5日目

長さ約7メートルの飛行艇に乗り、セドナの空を舞った。プロペラが轟音を立てるので、歓声をあげても、パイロットには聞こえない(とおもう。)。 ホテルのワゴンで、商店街に行った。どこへ行っても人々は、温かく迎えてくれた。

◆6日目

セドナを発った。セミナーの開催地として、偶然このセドナに来たわけであるが、また、次回は大切な人と一緒に来たいなと思った。

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